STDIAとはグーグルが提供するクラウドゲームサービスのことです。
2019年11月19日から月額課金制として始まったこのサービスについて紹介していきたいと思います。
1そもそもSTDIAとは?
スマホや低スペックPCでもゲーミングPCと同じようにゲームをプレイできることに加え、ゲームをインストールせずに遊べることが魅力の一つになるサービスです。
また現在(2020年7月)は毎月1100円程かかるStadia Pro、基本無料のベーシックサービス「Stadia Base」があります。
2サービス内容(遊べるゲーム、使えるデバイス、通信環境、料金)
最もユーザーが気にするところですよね!
何が遊べるのか、自分の持っているデバイスで「不満なく」遊べるのか、料金にあった楽しさを見いだせるのか、それを説明していきます。
遊べるゲーム(有名であったり面白いものをピックアップ)
STADIAは毎月払うだけで遊べるものと、毎月払うのとは別にお金を払う必要があるものの2種があります。
別途お金を払う必要がないもの
「DESTINY2」
「PUBG」
「SERIUS SAM」
別途お金を払う必要があるもの
「ドラゴンボールゼノバース2」
「THE DIVISION 2」
「ゴーストリコンブレイクポイント」
「Wolfenstein: Youngblood(ウルフェンシュタイン ヤングブラッド」
「トゥームレイダー トリロジー」
「NBA2K」
などなど 多くの有名ゲーム・有名ゲーム会社がSTDIAにゲームを提供しています。
(特にUbisoft が多い印象を受けました。)
定期的にゲーム数が増えていることから、今後もおそらくゲーム数は増えていくと考えられます。
ただ現段階で遊べるゲーム数は他サービスと比べ少ないです。
使えるデバイス・通信環境
回線速度が10Mbps以上は必須です。(推奨は25Mbps以上)
Mbpsが高くなればなるほど、画質・音質が高くなり、FPS数は60で固定のようです
デバイスはCorei5を搭載したパソコン・Google Pixelで使えることは間違いないです。
(注 iPhone・iPadは現在未対応)
専用コントローラーもあり、それを利用することがゲームを快適にプレイする要素の一つに繋がりそうです。
専用コントローラーの値段は7500円程です。
料金
STADIA Pro は毎月9.99ドル(1080円ほど)です。
STADIA Proに入ることで高い音質・画質でゲームを楽しむことに加え、一部タイトルが遊び放題です。
それに加え別途お金を払う必要があるゲームも割引サービスがあります。
評価・考察
ユーザーの評価(海外の反応)
結論から言うと高いものではありませんでした。ただ将来的に期待しているというのものが多かったように見えます。
具体的には「ゲーム機品質のゲーム体験をどこでもいつでも」は現実味のないものであった、画質がとても高いものとは言えない、他のゲームサービス(PSnowなど)に比べると値段も高く、無料でできるゲームの数も少なく、通信環境などに大きく左右されることからパフォーマンスも高くないため、お勧めできるものではないと評価していました。
課題と展望
現状は通信環境・使えるデバイス(スマホ等)の少なさ、そもそものサービスしている国の数の少なさによる人口など課題は多く、これらが5Gの普及やSTADIAの進化により解決していけば本当の未知のゲーム体験を生むといえるかもしれません。
他にはゲームのタイトル数も少なくはないものの多いとは決して言えないことから、STADIA限定のゲーム等が少ないこと・魅力的に思えないことも課題です。
またStadia規約同意書にはいつでもグーグルが一方的にゲームのサービスを停止することができ、それに伴う損失はグーグルは一切保証しないとあるため、自分が好きなゲームでも評判がよくない場合サービス終了してしまうこともあるかもしれないです。
その他のクラウドゲームサービス
上記の画像をタップすると詳細な記事に飛びます
またこれらのクラウドゲーム比較した記事はこちらです
なぜグーグルがゲーム業界に??
昨今のゲーム業界はスマホゲームをはじめ多くの人がゲームへの理解や始めるまでのハードルの低さからゲーム市場は1.6兆を超えますます伸びることが予想されています。そのことをグーグルという検索サイトやYouTubeを通じて把握、かつユーザーを誘導することができると考え参入したのだと思います。
米大手ITは今後成長することが確実な業界(自動運転・宇宙etc)に参入しているためゲーム業界にも参入したのも当たり前といえば当たり前かもしれません。
(アマゾンもゲーム業界に参入している)
グーグルのゲーム業界に対する今後の動き
グーグルは2019年日にカナダのゲーム開発会社であるタイフーンスタジオを買収しました。この会社は大手ゲーム会社であるエレクトロニックアーツ(EA)の出身者が設立したスタートアップ企業で、家庭用ゲーム機などで遊ぶゲームソフトの開発を手掛けてきている会社です。
このことからSTADIA専用ゲームが増えることは間違いないと考えています。
ただグーグルの中でのゲーム業界への優先順位は高くないようにも感じるので、サービスとしての完成度は3年ほどは未完成なものかもしれないです。
まとめ
今加入することは課題だらけで、ゲームを楽しむことよりも未知のゲーミングサービスがどのようなものか経験することを目的にした方が良いと思います。とりあえず自宅の通信環境が推奨以下の場合は絶対にお勧めできないです。今後の5G普及や折り畳みスマホ、専用ゲーム等が増えればかなり楽しめるのではないかと思っています。
まだ日本には来てませんが、加入するならいくつかの課題を理解したうえで入ることをおすすめします。
おすすめゲーム
「THE DIVISION 2」
崩壊しかけているアメリカを舞台に、プレイヤーは都市を国を救うため他のプレイヤーと協力しミッションを達成していくオープンワールド型のレベル制TPSシューティングゲームです。
楽しさ | ★★★☆☆ | 難易度がやや難しいレベルと絶妙な調整で、武器やスキルを用いて協力するというのは友達とやっても、知らない人とやっても楽しめました。 |
操作性 環境 |
★★☆☆☆ | オープンワールドかつオンラインでの協力で遊ぶとやはりラグが目立つことも多く、通信環境が良い方でないと厳しいと思います。またゲームそのもの操作性はかなりもっさりしているため爽快感はないです。 |
難しさ | ★★★★☆ | ミッションの推奨ランクを下回った状態でのクリアは難しく感じました。ゲーム初心者の方には推奨ランクと同じレベルでも難しいと感じるかもしれません。 |
「PUBG」
プレイヤーは4人チームの一人となり、同じ島に上陸した敵チームと縮まってくる範囲に適応しながら最後の1チームを目指すバトルロワイヤルゲームの火付け役となった超人気ゲームです。
楽しさ | ★★★★☆ | 一人でプレイするのも、誰かと通話しながらプレイするのも楽しいです。 最初に降りる場所・その後の移動方法など上手くなればなるほど、考えることは多く奥が深いゲームです。 |
操作性 環境 |
★★☆☆☆ | 少しのラグが大きく影響すること・スマホだとパソコンと比べ操作に差があることからある程度環境を整える必要はあります。 |
難しさ | ★★★☆☆ | 慣れるまでは銃のコントロールや物の拾い方、拾う物、移動方法など覚えることは多く大変かもしれないです。 |
「ウルフェンシュタイン ヤングブラッド」
ナチスの超化学に屈した第2次世界大戦後の世界を舞台に、ナチスの圧政から自由を取り戻すため、プレイヤーはAIもしくは友人等と2人で協力しミッションをこなしていくストーリーです。
楽しさ | ★★★★☆ | キャンペーンのボリュームがぎっしりと詰まっており、使える武器の数、成長要素やステルスプレイや脳筋プレイなどプレイスタイルも縛られず楽しめると思います。 |
操作性 環境 |
★★★★☆ | FPSではあるのでやはりスマホでは限界はあるものの、慣れれば十分楽しめることや、ラグ等も他のオンラインほど感じないはずです。 |
難しさ | ★★★☆☆ | このゲームシリーズの特徴ではあるのですが、少々敵が倒しずらいように感じると思います。初心者には難しく感じるかもしれませんが、キャンペーン系FPSなのでFPSデビューには良いかもしれないです。 |
上記3つのゲームはおすすめできてかつ今後もプレイし続けたいタイトルの一つです。
是非プレイして見てください。
人気の人口、過疎考察