2020年となり、さらに進化していく通信技術やクラウドサービス。普段の生活や、ビジネスで、クラウドサービスを活用するという人は多いと思いますが、ついにこの時が来てしまいました。クラウドサービスがゲーム業界にも進出する時が来たのです。
この記事では、クラウドゲームって何?という人に分かりやすく解説していきます。
クラウドゲームって何?
クラウドゲームとは、噛み砕いて言えば、「ゲームの処理をクラウドで行い、ストリーミングでプレイできるゲーム」のことです。
クラウド側で重いゲームの演算、処理を行うので、ユーザーは高いグラフィック処理能力を持つゲーム機やPC等を買う必要が無く、高画質のゲームをどんなデバイスでもプレイすることが出来るのです!
まさにゲーム業界に革命が来た!といった感じでしょう!
他にも、「クラウドゲーミング」「ゲームストリーミング」「クラウドゲームホスティングサービス」などの名称もありますが、すべて同じ意味です。
クラウドゲームのすごいところ
クラウドゲームのすごいところを挙げると…
●ユーザーの使用デバイスも場所も問わない
●低価格で済む
●ダウンロード不要で利便性が高い
というものがありますが、各々説明していきます!
ユーザーの使用デバイスも場所も問わない
今まで高画質のゲームは、PS4やSwitchといったゲーム機であったり、グラフィックボードを搭載した値段高めのPCでしかプレイすることが出来ませんでした。
しかし、ゲームの重い処理を外部(クラウド)にまかせることが出来るので、プレイヤーの使用デバイスのスペックを問わないんです!
さらに、通信環境さえ整っていれば、スマホでもテレビでも利用可能です。
なので、リビングで家族と、外で友達と、自室でやりこむ…etcといった1つのサービスだけでも様々な使い方が増えますね!
低価格で済む
前述した通り、さまざまなゲーム機器、PCを買う必要が無いので、非常に低価格でゲームをすることが出来ます。
もともと持っているテレビやスマホでプレイできるのが良いですね。
まあ最低限の通信環境を整える必要はありますが…
ダウンロード不要で利便性が高い
クラウド上でゲームを動かすので、やりたいゲームが出てきたときに、ダウンロードを待つ必要が無く、すぐにプレイできるのも特徴です。
さらに、セーブデータももちろんクラウドで管理されているので、紛失する心配もなく、外出先でゲームをやりたい!となった時も続きからプレイすることも出来ます。
大手企業参入のクラウドゲーム市場
ゲームとクラウド技術が手を結ぶことで、ゲーム業界の勢力図は大きく変わると考えられます。
複数あるクラウドゲームのサービスですが、超有名企業たちがバンバン参入してきています。
Google – STADIA
超有名IT企業であるGoogle。検索エンジンやマップではお世話になっている人も多いはず。
そんなGoogleがガチでゲーム業界を征服しに来ました。おそらく企業の資金面ではNO.1。いったい何が起こるのか楽しみです!
NAVIDIA ソフトバンク – GeForce Now
日本通信大手であるSoftbankと、グラフィックボードなどで有名なNAVIDIAが手を組んで開発しているGeForce Now。
2019年度の初期ではGoogle Stadiaが覇権かと(勝手にw)思われていましたが、2020年に出てきた対抗馬。
日本でもクローズドベータを実施し、日本の市場に力を注いでいるようです。日本人としてはとても楽しみです。
SONY – PS Now
実は5年くらい前から存在しているPlaystationのゲームが遊べるサービス。
以前まではPS3などの過去作の作品が中心でしたが、現在はPS4の作品も追加されている模様。
Microsoft – xCloud
Xboxのゲームが遊べるクラウドゲームサービス。日本ではあまりxboxのシェアは広くありませんが…
モバイルやタブレットにも対応して、これから日本で流行るのか?といったところ。
ゲーム数や有名タイトルの数は他のサービスに引けを取りません。
クラウドゲームの抱える課題点
まさに夢のようなクラウドゲームサービスですが、もちろん課題も複数あります。
通信速度、強度の確保
すべてのストリーミングサービスに言えることですが、やはり一定以上の通信速度が求められます。
さらに、音楽や動画といったサービスと違い、ユーザーがコントローラーの入力をサーバーに送る→それを処理して、ユーザー側に返す…という2段階の手順が発生します。
ですので、通信速度が高くないと遅延無しで満足にプレイできないのが現状です。
ここで次世代通信規格「5G」とどのように適合していくのかが注目です。
もしかしたら簡単にこの課題がクリアされてしまう可能性もありますね!
ゲームのラインナップ
クラウドゲームはまだまだ最近日本に進出したばかり、、、
残念ながら、日本のゲームの種類はものすごく少ないです。
クラウドゲームの利便性が認めれ、通信速度などの課題をクリアして、日本で流行りだしたら、任天堂などの日本のゲームメーカーもクラウドゲームのプラットフォームで開発してくれるかもしれませんね!
これからに期待ですね!
まとめ
いかがだったでしょうか?日本ではまだまだこれからといったクラウドゲームですが、もしかしたら、これが主流になる日はそう遠くないのかも知れません。
似たような例として、音楽や映像の業界と通信技術の発展を挙げます。
音楽や映像の業界のCD、DVDはダウンロードサービスを経て、ストリーミングサービスのサブスクリプション型のサービスが主流となりました。
ゲームで言っても、ダウンロードする人が増えているこの現状。もはやクラウドゲームの時代が来るのは必然かも知れません!
筆者としては、クラウドゲームにはぜひ成功して欲しいと思っています!なんだか新しい技術の台頭はワクワクしますね!
これで、ゲームのユーザーが増えれば、ますますゲーム業界は盛り上がることでしょう!
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