今回は高速なネット回線や高価なパソコンを用意せずに多くのゲームを快適にプレイできるというGeForce Nowや操作感、運営する会社、遊べるゲームを紹介させていただきます。
GeForce NOWとは??
月額料金を払うことでゲームを場所やデバイスを選ばずにプレイできるクラウド型サービスです。
NVIDIAが展開しているサービスをソフトバンクが日本向けに展開したのがこのサービスです。
ゲームの処理をソフトバンクが行い、データのみを送信する技術を使うことでこのサービスが実現しています。
サービス内容 (遊べるゲーム、使えるデバイス、通信環境、料金)
最もユーザーが気にするところですよね!
何が遊べるのか、自分の持っているデバイスで「不満なく」遊べるのか、料金にあった楽しさを見いだせるのか、それを説明していきます。
遊べるゲーム
「Fortnite」
「Ark Survival Evolved」
「Far Cry5」
「テラリア」
「Satisfactory」
「Dead by Daylight」
などなど
これら有名ゲームの他にも現在60個ほど遊べるゲームがあり、本来プレイするのにソフト代で3000円前後かかるものもあり、それらゲームをすべてプレイできるというのはまさにゲームのサブスクリプションサービスです。
また2020年6月に遊べるゲームの数も19タイトル増え、今後も増えていく可能性は高そうです。
2020年7月10日にも追加が決定しました。
使えるデバイス・通信環境
あくまでゲーミングPCや高性能スマホ以外でもゲームを楽しめることが魅力なので、古い機種などであれば対応しないこともあるのでお気を付けてください。
デバイスはCore i5 を搭載したノートパソコン・MacBook Pro・ Google Pixel 3a などで使えることは間違いないです。(注 iPhone・iPadは現在未対応)
また推奨される通信環境は
・有線・5Ghz以上のWi-Fi環境
・25Mbps以上の通信速度です。
これらの環境がない方や用意できない方はあまりお勧めすることはできません。
料金
月額は1800円(税抜き)
他のクラウドゲームサービスと比べて高いです。
7月中であれば31日間、利用料金が無料になります。
ぜひお早めに登録してみてください。
評価・考察
ユーザーの評価(推奨されている回線とデバイスでプレイしているもののみにしました。)
結論 値段の割に良いパフォーマンスではないが1か月だけ入るなら良いかもしれません。
ただスマホのアプリ等でプレイできるものをこのサービスでスマホを使ってプレイすると、画質の違いを感じます。
本来ゲームを快適にプレイするのに必要不可欠だったグラフィックを出す部品がなくても、画質が良くなることはとても良いのですがややラグが気になりました。
1800円という価格はエンタメ系のサブスクリプションサービスの中では高い部類にあると思います。現状毎月1800円払ってでもやりたいと思えるゲームが少ないことやサービスの質がそこまで高くないと感じている人が多いようです。
課題と展望
家の中でのプレイはそれなりに余裕をもって楽しめたものの、屋外になると遮蔽物の多さや、そもそもの回線の弱さから十分に楽しむことは現状難しいです。
やはり場所を限らずに遊べると言うにはまだ厳しさを感じており、5G回線による普及や5Gに対する期待と実態が噛み合えば、さらに楽しむことのできる要素は多いと思っています。
そもそも5G回線のサービス開始は2021年の春ごろであり、基地局等が完全に整備されるのは2022年くらいになるのでそれまで課題は多く、解決することも難しいかもしれないです。
またこのままの値段をキープするのであれば魅力的なGeForce Now専用ゲームが必須です。
ゲーム業界の進歩
ただ近頃、多くのゲームがスマホアプリ化することでゲームに対するハードルの低下、eスポーツの浸透、サブスクリプションサービス(月額課金制)のコスパの良さ等を実感している人も少なくないはずです。
なので何か一つ社会現象をクラウドゲームで起こせれば、日本中・世界中を巻き込んでユーザーが増え、それに比例してよりハイクオリティのものを提供できればこのサービスでより楽しむことできるはずです。
なぜソフトバンクなのか
ソフトバンクにとってクラウドゲームはあくまで5G普及のための一つに過ぎません。
なぜなら他にも5Gを使ったエンタメを多く開発しているからです。
例えば2019年の8月にさいたまスーパーアリーナで行われたでバスケットボール日本代表国際試合では5G とドルビー(音響)を活かした立体音響空間やVR・AR画面やアイドルのVRライブ映像などなど多くの試みを行っています。
さらにゲームが増えるか?
また今後も5G エンタメへの投資はますます加速し、甲子園やアイドル等のライブ映像をVRで見れるようなサービスを生むはずです。
携帯キャリアにとって大事なのはあくまで5Gと実生活のコラボであり、ゲーム事業が伸び悩めばその分使われるお金も減り、結果的に遊べるゲーム数も増えることは無くなると考えています。
NVIDIAってどんな企業??
3Dグラフィックなどの画像描写を行う際に必要なGPUを開発し販売する企業です。
グラボ(グラフィックボード)という言葉を聞いたことがある人もいると思います。
そのグラボに使われているのがGPUです。
そしてNVIDIAが開発するGPUの中でも有名であり、多くのゲーミングPCに使用されているのが「GeForce」シリーズであり、今回紹介させていただいているサービスの名前にも使われているのです。
なぜNVIDIAなのか
すでにNVIDIAが海外で提供しているクラウドサービスの日本版がこのサービスなのです。
またNVDIAの展望としては、このサービスでビジネスの多角化や、クラウドゲームによりスマホに求められるGPUがよりハイクオリティのものとなり、再度(一度撤退済み)モバイル市場に参入することを考えているのか、ゲームのさらなる普及によりPCに移行する人が増えることが狙いなどがありそうです。
その他のクラウドゲームサービス
上記の画像をタップすると詳細な記事に飛びます
またこれらのクラウドゲーム比較した記事はこちらです
まとめ
自分自身このサービスを触ってみて、思った以上のクオリティであることに加え、ゲームをインストールせずに遊べることに進化を感じました。
ただやはり高いです。1年間入れば21600円になることを考えると無料ゲームやパソコンやCS機を買う方が「ゲーム」を楽しめます。
今後5Gの普及や折り畳みスマホにより、ゲームを行う上での操作性・ラグの不満が減ることと値段を下げるか魅力的なゲームがあれば加入しようと思います。
おすすめゲーム
対応タイトルの中でおすすめしたいゲームを「楽しさ」「操作性」「難しさ」の3項目・5段階で評価したいと思います。
「Dead by Daylight」
プレイヤーは殺人鬼か脱出者を選び、脱出者は1人の殺人鬼から4人で協力して閉じ込められた空間から逃げ出そうとし、殺人鬼はそれを阻止するために動く、鬼ごっこのようなゲームです。
楽しさ | ★★★★☆ | 脱出者の心音の大きさや目の前を殺人鬼が通った時など本当に殺人鬼に追われているようなハラハラさに夢中になれました。 |
操作性 環境 |
★★☆☆☆ | 少しのラグが命取りになることもあり、回線がしっかりしていないと厳しいと思いこの評価にしました。 |
難しさ | ★★★☆☆ | 殺人鬼・脱出者ともに目的は一つなのでわかりやすいです。ただ固有能力を使うタイミング・読みあいなど奥が深く、やりこみ要素もあります。 |
「HITMAN」
プレイヤーはヒットマン(暗殺者)となり、ステルスアクションをしながら多くの任務を遂行していくゲームです。
楽しさ | ★★★★☆ | 任務を遂行していくと同時にストーリーの謎も明かされていくので夢中になってプレイできました。 |
操作性 環境 |
★★★★☆ | 少しのラグが大きく影響するものでもなく、操作性に不満を感じることはありませんでした |
難しさ | ★★★☆☆ | 一つの任務を遂行するにも、多くの手段があるので楽しみ方が豊富です。ただ力押しでクリアすると難しくなることもあるので、簡単とは言い難いです。 |
上記2つのゲームはおすすめできてかつ今後もプレイし続けたいタイトルの一つです。
是非プレイして見てください。
人気の人口、過疎考察