VCT 2026 Masters London Playoffs Day2で、アジア勢による歴史的な躍進が確定しました。EDGがFUT、XLGがG2という欧州の強豪を次々と撃破し、中国勢2チームがそろって準決勝進出を決めた一日となりました。
EDG、FUTを逆転で下す
午前のマッチでは、EDG(エドワード・ゲーミング)がFUT Esports相手に劇的な逆転勝利を収めました。前半でリードを許した同チームでしたが、後半の圧倒的なファイトウィンで流れを引き戻し、最終的に13-11で制しています。EDGのラウンド管理とサイドプレイが徐々に精度を増すことで、経験豊富なFUTの守備陣も崩せるほど。この勝利でEDGは準決勝進出が決定し、グループ内での立場を大きく強化しました。
XLG、史上級の番狂わせ成功
Day2の最大の話題は、XLG(シー・ライ・ゲーミング)によるG2 Esportsへの勝利です。VLR.ggの試合記録によると、XLGは0-11までリードを許しながらも、驚異の12連続ラウンド獲得で逆転し、13-12でG2を撃破。この試合は近年のVCT史上でも屈指のコメバック劇として記録されることになるでしょう。G2は当初アジア勢を軽視していた傾向もありましたが、同チームの真摯な準備と実行力がそれを完全に上回りました。
中国勢躍進の背景
EDGとXLGの相次ぐ勝利の背景には、何があるのか。第一にチーム内のコミュニケーション改善が指摘されます。両チームとも言語の壁を越えたカルマ醸成に力を入れており、国際舞台でのプレッシャー下でも冷静な判断を保つ基盤ができました。第二に、準備段階での欧州勢の戦術研究の深掘りです。中国の代理人がLAN前に複数の欧州チームとスクリム(練習試合)を重ねた結果、G2やFUTの定石となる攻め手への対抗策を複数用意できたと考えられます。
準決勝への展望
EDGとXLGが準決勝進出を決めたことで、かつての「欧州中心のVCT」構図は大きく変わりました。VCT公式サイトで公開されている準決勝の組み合わせによれば、両チームは異なる山に配置される見込みです。EDGは相対的に経験が浅い対手が多い可能性が高く、XLGは欧州勢との決勝進出争いで力を問われることになるでしょう。アジア勢の一つ以上が決勝進出を果たせるか、VCT 2026の歴史を大きく左右する局面を迎えています。
Day2は中国勢の爆発的な成長を世界に知らしめた一日。VALORANT競技シーンにおけるパワーバランスの急速な変化に、世界中のファンが注視しています。
