新作BOシリーズであるCall of Duty Black Ops Cold Warの発売が2020年11月13日に決定されました。
cod全体の熱はbo2・bo3の頃と比べ冷めてきており、実況者の方たちも動画・生放送する数も減ってきている現状です。
(この記事でのcodはバトルロワイヤルではなく2チームの対戦を指します)
一人のcod好きとして、当時の盛り上がり・夢中になれた理由を探しながら、cod bocwがどのような作品である必要があるのかを考えていこうと思います。
概要
COD bocwがどんなゲームかどんな武器・どんなゲームモードがあるか知りたい方はこちらの記事を読んでみてください!
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本題
新作CODが流行るには一体どんな要素が必要なのか、今流行っているゲーム・かつて流行ったゲーム・ユーザー層等を分析して考えてみます。
現在流行っているゲーム
日本では圧倒的にAPEXですよね!!
これはもう誰も否定できないと思います。
アプデやリーク情報が出るたびにトレンド入りしていますし、配信等の視聴者数も圧倒的のように感じます。
APEXが流行った理由
ではなぜこれほどまでAPEXが流行ったのか
- 有名配信者が軒並みやっていたこと、その方たちを含めた大会が多く行われていたこと
- バトロワというシンプルなゲームモードでマップも2つしかなく、わかりやすいこと
- キャラそのものの個性であったり、それぞれ持つストーリーのようなものもあり愛着がわく
- 無料であること
- 連携を取るためのシグナルが単純でわかりやすい
- 個人のスキルよりもチームで組んだ時の連携力・戦略が試され、ただ強いだけの3人だからと言って毎回勝てるわけではない
- 戦闘そのものがスピーディーかつ体力と回復のバランスが良かった
- 20チームのうち1チームしか勝てないという環境は運が絡むため、負けへのハードルが低い
これらをまとめて感じたのはやはりカジュアルだったということです。
実力だけでなく運が勝利に大きく関わること、武器もジャンルごとに色分けされていること、基本的に左右の動きしかない撃ち合いはFPSへのハードルは下げ、よりカジュアルなものとなるからです。
ユーザー層の変化
かつての友は社会人に、、、
かつてbo2等が流行った時の主なユーザーは恐らく現在大学生もしくは社会人です。
彼らは働いているためゲームをやる時間が無くなったり、娯楽の幅が増えてゲーム以外を楽しむようになったり、お金に余裕が出来てPCゲームに移行した方も少なくないと思います。
つまり仮に今作のゲームがbo2並みに面白いゲームだったとしてもその存在すら知ることなく過ごす可能性も少なくないのです。
現在の中高生
とはいえ今の中学生・高校生たちは現在APEXやフォートナイト等を遊んでプレイしています。
それに加えスマホゲームの進化やYouTube等の配信サイトの普及でゲームに触れる機会、知る機会はとても増えFPSの新作を楽しみにしている人の絶対数は増えているはずです。(ただCODの新作を楽しみにしている人の数は減っている)
ゲームに対する社会の考え方の変化
ゲームは悪だった
bo2の頃ゲームは悪なんて考え方を持っている人も大人の方では多かったです。
ゲームは悪という考え方を払しょくするというコンセプトのもと任天堂は「Wii」を開発したなんて話もあるくらいです。
しかし現在その風潮はかなり変わり始めています。
e-sportsとしてプロチームへのスポンサーの数も増え、賞金がある大会の数も増え、プロゲーマー・配信者としての職業も確立されたくらいです。
この変化はゲームへのハードルを大きく下げるものだと思っています。
もちろん将来の夢がプロゲーマーと子供に言われたら良い気になる親御さんは少ないとは思いますが、それでも少しずつその考えも変化していくはずです。
またユーザー層の変化の所でも言ったように、スマホゲーム・Youtuberによりゲームのハードルはどんどん下がっています。
少々突飛な話にはなりましたが、これらの理由は子供がゲームで遊ぶ機会が純粋に増えることに直結します。
つまり社会全体でゲームが流行るという状況を十分に許容できる環境が作られつつあるはずです。
そして今後クラウドゲームというPCゲーのクオリティがスマホ等で楽しめる時代はすぐそこまで来ています。
その時代が来た時にはゲームは誰にでも楽しめ、認められている娯楽の一つになってくれることを願っています。
FPSの敷居の変化
昔は銃撃戦のゲームをしていると、引きこもりの原因だの、何らかの事件を起こした理由に繋がっているなど、根拠もないことをニュースで取りあげていることもありました。(本当にひどい)
ただ今は上記でも書いたようにゲーム・FPSのハードルはかなり下がっています。
その中でもやはりスマホゲームの荒野行動・CODモバイル等が一番の理由だと思っています。
実際スマホゲームのFPSはかなり楽しくて完成度もとても高いですから当然ですよね!!
FPSという難しそうでコンシューマー機がないとできないから、やる機会も少なく、難しさへのイメージが取り除けない、こんな負の連鎖を断ち切ってくれたのがスマホゲームです。
スマホゲームからFPSを知ってコンシューマー機を買うきっかけに繋がった人も少なくないはずです。
これらの理由からFPSそのものに対するハードルも大きく下がりました。
CODブランドの変化
昔はFPSといえばCOD・BF・PCの爆発ゲーで、そのどれもが2チームの対戦であり、6VS6もしくは5VS5でした。
ただ過去・現代戦・近未来・未来・64人対戦など時間がたてばつほど、差別化が難しくなってきており、違いは銃の種類や走り方やリアルに寄せるかなど些細なものになっていきました。
そして出し尽くされ、その些細な変化に飽きを感じ始めたユーザーはバトロワへと移行するようになり、現在バトロワがトレンドとなりました。
もちろんCOD等が期待されていないわけではないのですが、やはりベータ版で満足してしまう層や買ってもすぐにやめてしまう層はかなり増えています。(Twitterの反応やフレンドの反応から)
またこの3~4年の作品から前ほどCODに期待している人は減っているのが現状です。
つまりかつてCODの新作を心待ちにしていたCODを楽しみにしているのではなく、新作FPSを他にやるゲームが無くなってしまったため期待しているのです。
超能力系FPS
恐らくCOD bocwでは関係ないのでこのジャンルについて書くか迷いましたが、ゲームというものを書いていく中で、スルーすることは難しかったので書かせていただきます。
今までのFPSはどれもいわゆる正統派、リアル重視でした。(キルスト等はありますが、、)
その中で一石を投じたのはオーバーウォッチです。
すべてのキャラに個性があり、プレイヤースキルと同じくらい戦略が必要とされるゲームが出てきました。
大縄跳びなんて比喩表現されるくらいですから相当ですよね笑
とても流行りました。これが流行るというのはユーザーのみんなが今までのセオリー通りのFPS等に飽きていたことを表すと思います。
またゲームに対してプロでなく一人のユーザーも戦略や考えを持ってプレイすることが楽しいと感じるきっかけになったのかもしれません
ただこのスタイルのゲームはPVPのFPSではかなり差別化・バランスが難しいので似ているゲームは全て二番煎じの評価になりそうです。
cod MW bo4が流行らなかった理由
アップデートへの意識の差
今のゲームは定期的に大型アップデートを行い常に新鮮さを与えてくれるゲームが増えました。
レインボーシックスシージやAPEXなどはDLCで出せるほどのクオリティのものを無料でマップやキャラ、武器など環境が変わるようなアップデートを行っています。
今の時代のゲームは買い切り型でなく、時間と共に面白さが増していき、変化するのです。
その点bo4等のCODのゲームは無料のアプデの質は比較すると良いものではなかったです。
我々ユーザーの目は肥え、これらを当たり前だと感じしないゲームに対する不満は増す一方だったからです。
チーム単位の戦略
CODはFPS初心者に最もお勧めできるゲームだと思っています。
ルールもわかりやすく、何回倒されてもすぐに復活できるからです。
ただそこに個人単位の考えはあってもチーム全体の戦略はありません(プロは除きます)
ある程度ゲームを知ってくると、チーム単位での戦略というものに興味を持ち始めます。
だからこそCODは良くも悪くもシンプルすぎたのです。
チーム単位での戦略とは味方にARが多いから自分はSMGにすることや、キルスト的に自分は引き気味に戦う、前線で戦うなどチームのバランスを考え、勝利につなげることです。
今流行っているゲームではこれらの戦略を考えることが大切になっています。
もちろんそれ以外にも、細かい点は挙げればきりがないですが大きい原因はアプデと戦略が原因だと思います。
bo3以降流行ったゲームに共通するもの
CSGO、レインボーシックスシージ、オーバーウォッチ、APEX、これらの流行ったゲームにすべて共通するのはチーム単位での戦略です。
勝つために試行錯誤し、しっかりと活きる作戦となった時楽しいと感じる人が増えているのかもしれません。
bo2・bo3が流行った理由
どちらも5on5(サーチ) や SR2on2のようなチーム単位での戦術を重視する遊び方が流行っていました。
またbo2ではFaZe等の海外のSRモンタージュなどゲームの中での一連の流れで作品のようなものを作るプレイヤーも多く、それに憧れていた人も多いと思います。
やはりチーム単位での戦略はプレイヤーにゲームの幅を広げ、シンプルな楽しみ方とは別次元の楽しみ方を味わいさせてくれました。
それに加え配信者の方もかなり個性的かつ面白い方が多かったように思います。
現状バトロワに完全移行してしまった方も多く、彼らの期待を裏切るような作品が多かったのも現実です。
以上を踏まえてCOD bocw が流行るには
最も大事なこと
アップデートの質と戦略性をどのように持たせるかです。
今までDLCにしていたボリュームもしっかりとアップデートユーザーが離れないようにするか、そしてどのようにゲーム内に戦略性を持たせるかです。
もちろん全てのゲーム内に戦略性を持たせる必要はありません。
頭を使わないゲームの飽きは一度飽きを感じてしまうと加速します。
長期間の間ユーザーがプレイしたくなる、もしくはプロの大会等をより盛り上げるためには、プロ以外の我々もプロの真似ができるようなゲームは必要不可欠です。
解決策
多人数戦の場合は特に一人一人に明確な役割を与えることが大事です。
一人でプレイしていても、暗黙の了解のような形でその場の状況・味方の考え等をくみ取り、一つのチームとして動ける・動きやすいゲームにすることは戦略性を持たせるにはマストです。
そしてこれは我々ユーザーがそのゲームの中から見つけていき、その暗黙の了解を尊重することが必要です。
COD bocwに期待すること
ここからは賛否両論わかれることも多いかもしれません。
- 武器は絶対にリアルにもあるものかつ名前もそのままであること
- 過去作のマップにばかり頼らないこと
- 適度なタイミングで質の高いアプデがくること
- 同じ構造だけのマップにならないこと(3本道のような)
- ユーザーの声を聞く
- ガチャでの武器排出を無くす
- 機動性の高いゲームにしない
- 広すぎるマップはいらない(もしくはサーチオンリー・ドミネオンリーのマップを作る)
- MWよりでなく従来のBOのエンジンを使うこと
自分の好みも含まれていますが、やはりマップの作りはかなり大事です(当たり前ですけどね笑)
またガチャだけは本当にやめてほしいです。
純粋なプレイヤースキルでの戦いのはずが武器差で勝敗を分けることは、決してオーバーパワーの武器でなくとも不満を感じます。
買い切り型に加え課金要素はとても悪手だと考えています
追記 プロでの大会は4VS4がベースに
9月1日に公式のCODリーグがツイートした動画に4VS4にすると書かれていました。
これにはかなりツイッター上でもかなり賛否両論別れていました
正直リツイート数が3000件ほどしかないことにもはやCODの期待度の低さが表れているようで悲しくなりました、、、
本題ですが、これに関して私は大反対です。
現在大会が盛り上がっているゲームのapex・ヴァロラントはマルチプレイと人数やルールは基本同じで、プロチームの戦略等を参考にするため見ますし、それぞれのチームの戦略を見るのが好きだという方も多いはずです。
その上で4VS4はマルチプレイが6vs6のpvpを基本とするcodでは一般ユーザーが参考にできることが減ってしまい、その分見る人も少なくなります。
また今まで5vs5で備えていたチームはこれをきっかけに一人削らなければなりません。これはチーム全体のモチベーションにも繋がりますし、また新しくベースとなる戦略を練る必要もあります。
上記の二つの理由とも大会が盛り上がらないことに繋がり、大会の盛り上がらないことはゲームそのものの衰退に繋がります。
できれば戻してほしいと願っています。
まとめ
かなり長文になってしまいましたがCOD bocwはかなりポテンシャルもあり、ゲームが流行る環境はそろっているはずです!!
自分自身CODはかなり好きですし、流行ってほしいと思っています。
ただ戦略性を持たせるのはCODというゲーム性では難しいかもしれません、、、(特にマルチプレイに一人でプレイしている時)
bo2やbo3もあくまでカスタムゲーム内での戦略性だからです
だからこそ適度のアップデートで飽きを来なくすることは必須です。
9月に来るベータをかなり楽しみにしています。有名配信者の方たちにもたくさんプレイしてもらってゲームそのものの期待度も上げてもらいたいです!!
皆さんに良きFPSライフ・CODライフが来ることを祈っています!
人気の人口、過疎考察