EVO 2026の参加者数が前年を大きく下回った。昨年の8541人から今年は5774人へと、約32%の減少が明らかになった。特にストリートファイター6部門は2414人となり、前年比で約1800人減少。格闘ゲームシーンの勢いに変化が起きている。
EVO 2026の参加者数が急減
EVO 2026のエントリー数が前年比32%ダウンという衝撃的な数字が判明した。昨年の8541人に対して、今年は5774人まで落ち込んでいる。このペースは、eスポーツの大規模大会としても異例の減少幅である。
特に注目すべきは、スト6部門の2414人というエントリー数だ。昨年と比較すると約1800人もの参加者が減少しており、前年比で約43%のダウンとなっている。世界最大級の格闘ゲーム大会において、主力タイトルのエントリーが劇的に減少することは、格ゲー市場全体の停滞を示唆している。
EVO Japan 2026との落差が鮮明に
対比すべき存在がEVO Japan 2026だ。日本開催のEVOでは、スト6部門のエントリー数がより多くなっているという状況が報告されている。EVO 2026のスト6エントリー2414人に対して、EVO Japan 2026はその3倍程度のエントリーを見込んでいるとされている。
この落差は単なる地域差ではなく、プレイヤーの参加意欲そのものの違いを反映している。アメリカを中心とした国際大会での参加者減少と、日本開催での参加者集中という構図は、グローバルな格ゲーシーンの動向に変化が生じていることを意味する。国内市場の盛り上がりと国際舞台での盛り上がりにズレが生じている状況が浮き彫りになった。
格ゲーシーンに何が起きているのか
スト6がリリースから約2年が経過する中で、プレイヤーベースの拡大が鈍化している可能性がある。新作タイトルの発表予定がない中で、既存タイトルへのモチベーション維持は課題だ。
また、EVO 2026への参加費用やアクセスの問題、あるいは他の大型大会との日程競合など、複数の要因が参加者数減少に影響している可能性も考えられる。格闘ゲームコミュニティの分散化、あるいはプロゲーマーリーグ等の構造化された大会への資源集中も、オープントーナメント型のEVOへの参加減につながっているかもしれない。
今後の大会戦略に注目
EVO主催者側がこの参加者減に対してどのような対応を取るのかが注視される。参加費用の見直し、オンライン予選の強化、より魅力的なプライズプールの設定など、プレイヤーの参加インセンティブを高める施策が求められている。
参加者数の減少は、単に大会規模の問題ではなく、格闘ゲーム産業全体の健全性に関わる問題だ。スト6を含む格ゲーのグローバルな展開戦略が、再検討を迫られている段階に入ったと言えるだろう。
